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SCMパッケージソフト 開発勉強日記です。 SCM / MRP / 物流等々情報を集めていきます。
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■SCM (supply chain management)
エス・シー・エム / サプライチェーン・マネジメント / 供給連鎖管理

 主に製造業や流通業において、原材料や部品の調達から製造、流通、販売という、生産から最終需要(消費)にいたる商品供給の流れを「供給の鎖」(サプライチェーン)ととらえ、それに参加する部門・企業の間で情報を相互に共有・管理することで、ビジネスプロセスの全体最適を目指す戦略的な経営手法、もしくはそのための情報システムをいう。
 企業にとっての具体的な目的は、納期短縮・欠品防止による顧客満足の向上、流通在庫を含む在庫・仕掛品の削減によるキャッシュフローの最大化などが挙げられる。

 SCMというコンセプトの根幹には、サプライチェーンの鎖の1つ1つ(サプライヤ)の個別最適ではなく、“全体最適”を図るということがある。最終需要や販売力が弱いのに、製造単価を下げるためといって生産量を増やしても不良在庫を増やすことになり、逆に強力な販売網を構築しても、部品不足や生産計画の不備により商品供給ができなければ販売機会を喪失することになる。この無駄をいかに解消するかがSCM実践のテーマである。

 SCMソリューションの基本形は、POSデータなどの販売実績情報から需要予測を行い、これをベースに生産計画・在庫計画・販売計画および補充計画を同期・最適化し、それら計画に沿った生産や物流を行うといったものだが、そのためには各サプライヤが、できるかぎりリアルタイムに近く、精度の高いデータを相互にやり取りする仕組みを構築する必要がある。

 情報システムとしてのSCMの構築方法はさまざまだが、ERPシステム(特に製造支援系ERPパッケージやMRP)が基盤として利用されることが多い。SCM構築用パッケージソフトも多数あり、一般的に計画系(SCP:supply chain planning)と実行系(SCE:supply chain execution)に分類される。パッケージベンダとしては、i2テクノロジーズ、マニュジスティックス、SAP、日立東日本ソリューションズなどが有名である。

 SCMは米国国防総省やボーイング社の部品調達におけるCALS、およびトヨタ自動車のかんばん方式の研究に由来するため生産管理・生産計画を中心に“サプライ(供給)”という視点で見ているが、サプライチェーンの流れを逆にして需要中心に考える「デマンドチェーン・マネジメント」という言葉もある。また、物流や在庫管理などを中心に考える「ロジスティクス」、加工食品業界でいう「ECR(efficient consumer response)」、繊維業界でいう「クイック・レスポンス(QR)」なども、基本的な考え方はほぼ共通している。
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■BTO生産システム

BTO(build to order)
ビルドトゥオーダー / 受注加工組立生産


 組立製造業において、顧客の注文を受けてから最終製品の生産を行う生産方式のこと。狭義にはATO/CTO/MTO/ETOなどに対して、注文確定後に部材の最終加工および最終組立を行う受注加工生産をいい、広義にはそれらを含む受注生産一般をいう。

 PC製造・販売の大手デルのビジネスモデル(デル・ダイレクト・モデル)によって有名になり、PCの製造・販売方式として広く知られている。「BTOパソコン」という場合、CPUの種類やメモリ容量などをユーザーが選択できるメーカー直販のものをいう。PC業界以外にも自動車業界でも取り組みが始まっている。

 従来の見込み生産(MTS)は事前に需要を見込んで一定量の最終製品を生産し、これを在庫として持つ。これに対して、BTOでは受注してから生産を行い、製品が完成するとすぐ出荷するため、完成品在庫を持たない。その最大のメリットは、市場の変化に伴う売れ残りリスクがなくなるという点にある。

 受注してから納期までに間に合うように生産しなければならないため、一般的に見込み生産よりも生産リードタイムの短縮が必要となる。

 BTOでは完成品在庫はなくなるが、通常は一定の部品・中間製品を在庫として持つことになるため、その効率的な管理・利用のためにBOMなどの整備・構築が不可欠となる。さらにこの中間在庫の削減を目指し、SCMの仕組みによって最終需要(顧客からの注文)の都度、サプライヤに部材発注を行うというソリューションも志向される。
■デル・ダイレクト・モデル(デル・モデル)

「デル・ダイレクト・モデル(デル・モデル)」はデル社がその顧客志向の企業理念に基づいて開発した独自のビジネス・モデルです。メーカーのデルがお客様とのダイレクトな関係を築くことにより、製品の品質・性能・価格・納期・サービスなどあらゆる面において常に最高の「バリュー(価値)」をお客様にご提供することがデル・モデルの基本思想であり、1984年の創業時からデルのすべての事業活動の根幹となっています。また、近年はインターネットの積極的な取り込みによってデル・モデルの効率が一層加速され、サービス提供のスピード、価格、より高度なカスタマイズへの対応など、あらゆる側面でお客様へのバリューを高めています。

「デル・ダイレクト・モデル」の主な特徴と顧客メリット


高い価格性能比
販売店やディーラーなどの既存の流通を介さず直接販売することによって流通コストをカット。また、調達から製造、物流に至るすべてのプロセスで高い効率を追求したサプライチェーン・マネジメントを展開することにより、デルは他社より高い品質・機能・仕様を備えた製品を提供することができます。


注文生産(BTO)
デルはすべての製品をお客様の希望にあわせてカスタマイズします。1台の購入でも、大量購入でも、お客様は必要とする機能や仕様だけを装備した製品を購入でき、不要なものにコストを支払う必要はありません。


サービス・サポート
1台1台仕様が異なるデルの製品情報は、受注と同時に社内のデータベースに蓄積されます。その製品・顧客データベースに基づいて、デルのテクニカル・サポートスタッフがきめ細かいサポートを提供します。常にお客様の生の声を聞く事により、日々新しい、よりカスタマイズされたサポートプログラムを開発しています。


最新の技術をいち早く提供
完成品の在庫を持たず、また徹底して効率を追求したサプライチェーン・マネジメントを実践するデルは、業界屈指の低在庫水準(2005年1月期末現在: 在庫日数4日)を維持しています。これにより、間接販売を行う競合他社に先駆けて、常に最新技術をいち早く製品化・量産し、かつ低価格で提供することができます。


傑出した財務内容
デル・モデルが実現する効率の高いビジネスプロセスと、信頼性の高い製品・サービスにより、デルは継続して利益を伴う高成長を達成しており、その傑出した業績は株価にも顕著に表れています。成長性・収益性・流動性(キャッシュフロー)の3つのバランスを重視したデルの健全な財務内容が、将来にわたるお客様への製品・サービス・サポートの継続した提供を約束します。
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