忍者ブログ
SCMパッケージソフト 開発勉強日記です。 SCM / MRP / 物流等々情報を集めていきます。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Kewill Systems
電話、FAX でしか対応できない顧客企業にも迅速な電子取引化を可能にしたシーメンス

Kewill Systems は、Extensible Markup Language (XML)メッセージを扱ってルーティングするために、BizTalk™ Server 2000 を利用してサプライチェーンマネジメントのソリューションをホスティングするポータル、Kewill.Netを構築しました。Siemens オートメーション推進部門は同社の B-to-B ポータル、SmartTrader をホスティングするために Kewill.Net を選んで 1 ヶ月も経たないうちに、電子取引機能をあらゆる顧客層へと拡大できました。

背景

ビジネスの世界では、経験則から 2 割の顧客がビジネスの 8 割の売上に貢献していると言われています。かつて、Electronic Data Interchange (EDI)ベースのソリューションを導入する余裕のある企業が、この理論を電子取引の分野に当てはめた考えがありました。つまり、8 割の売上に貢献する 2 割の上得意顧客に EDI を利用するように奨めれば、8 割のビジネスが電子化して管理できると考えたのです。しかし、実際には Meta Group の調査によると、平均してわずか 5 ~ 7% の企業のみがビジネスを電子化しているに過ぎません。その上この戦略では、売上に貢献しないとされていた残りの 8 割の顧客においても、電子化を適用させる必要があるという点が考慮に入れられていません。これらの顧客はビジネスプロセスがそれぞれ若干異なっており、また一般に社内システムがそれほど洗練されていないため、これら 8 割の企業との取引は、事務作業の悩みの 8 割を占める原因となっているのです。

ビジネスの課題

これは、世界最大手のオートメーションテクノロジサプライヤであるイギリスの Siemens オートメーション推進部門にも同じことが言えました。同社は長年にわたり多くのパートナーとの取引に EDI ベースのシステムをうまく利用していました。しかし、紙と電話ベースの発注プロセスを利用しているような残りの顧客にも電子商取引機能を広げることを望んでおり、同時に小規模な顧客企業が利用しているさまざまな運用要件に適応する、拡張性のあるソリューションを求めていました。そして、これまでの取引ソリューションを使って実現できていたものよりも、さらにサプライ & デマンドチェーンを拡張できるソリューションを探していました。

ソリューション

B-to-B ポータルの SmartTrader は、顧客、特に小規模事業者の独特なニーズに合わせて構築されました。Siemens は自分でソリューションを構築するのではなく、すでに Kewill.Net というビジネスポータルソリューションを構築している Kewill Systems の支援を受ける決定をしました。「Kewill は Kewill.Net で、バリューチェーンを管理するアプリケーション群をホスティングしています。」と Kewill.Net マーケティングマネージャ Matthew Buskell 氏は話します。「特に"顧客"向けに設計された取引用アプリケーション Kewill.Trade Demand では、Siemens のニーズにあった機能を実現できました。そのブランドを使い、SmartTrader が構築されたのです。」

SmartTrader は 1 ヶ月もしないうちに効果を実感できました。あらゆる Siemens の顧客は、EDI、XML、または単純に Web ブラウザを使ってポータルにアクセスするといった、手段を問わずインターネットを介して同社とのビジネスを進められるようになりました。同時に顧客のシステムと統合して、発注の準備作業をオフラインで行えます。そして顧客は、これらの発注内容をシステムに送り込み価格を計算し、オンラインで発注をかけます。SmartTrader を使えば、かつて複雑さとコスト高のためにしぶしぶ電子取引システムを利用していた企業も、今や操作が簡単な電子商取引システムの恩恵を受けています。

Kewill.Net では、取引に使用するデータの管理とやり取りの基本的な手段としてXMLを使用しています。これらの XML メッセージの管理とルーティングには、Microsoft BizTalk Server 2000 を使っています。「BizTalk と XML を活用することで、Kewill.NET は Siemens の顧客と、社内のレガシーシステムの両方で必要とされる複数のデータフォーマットが、現時点でも、将来に向けてもサポートできるようになりました。」と Buskell 氏は話します。取引先がまだ EDI を利用している場合にも、BizTalk は 2 つのドキュメントフォーマット間で変換をすることができます。この作業は BizTalk Server に含まれるグラフィカルデータ変換ツール BizTalk Mapper を使って行われます。このツールを使うと、顧客は XML といった構造化ビジネスドキュメントフォーマットやフラットファイルを、EDI にマップすることができます。EDI ドキュメントテンプレートは、ANSI X12 と UN/EDIFACT EDI ドキュメントライブラリの両方の共通バージョンに含まれています。

Kewill がマイクロソフトを選んだ理由

BizTalk を使うことで、Kewill は一連のビジネスアプリケーションを展開するために必要なツールを標準化することができ、結果的にそれらのアプリケーションを市場にすばやく、より効果的に展開することができました。 「私たちは BizTalk Server 2000 導入の最初のデマンドチェーンになるために躍起でした。」と Buskell 氏は熱く語ります。「高品質なソリューションを開発できるパワフルなツールをもつ BizTalk Server のお陰で、私たちは期待以上の成果が上げられ、それは今後の私たちの開発戦略においてはキーとなるテクノロジになりました。BizTalk によって私たちの開発作業が軽減できたため、バリューチェーンの供給と需要の両面に確固たる電子処理ソリューションを提供できる、という我社のセールスポイントにさらに重点的に取り組むことができるようになりました。」
--------------------------------------------------------------------------------
.NET Enterprise Servers は、統合型 Web 対応のエンタープライズをすばやく構築、管理することを実現する、Microsoft の包括的なサーバー製品群です。パフォーマンスをミッションクリティカルな要素として、スケーラブルに設計されている Microsoft .NET Enterprise Servers は、グローバルで Web 対応したエンタープライズに信頼性と管理のしやすさをもたらすと同時に、クラス最高のパフォーマンスを実現しています。Microsoft .NET Enterprise Servers は、現在の Web 標準を使用することで相互運用性を追及するためにゼロから構築することが可能です。XML を採用することで、.NET Enterprise Servers はハイレベルな統合と相互運用性を実現しています。すぐに活用することができるアプリケーションの提供と、世界最大規模の開発者とソフトウェアベンダーをベースとしたパートナーによって、.NET Enterprise Servers は Web 対応を考えるエンタープライズに、市場への即応性を提供します。

詳細情報

SmartTrader についての詳細は、以下のウェブサイトをごらん下さい。
http://www.kewill.com/


©2001 Microsoft Corporation. All rights reserved.
本ケーススタディは、情報提供のみを目的としています。 Microsoft は、明示的または暗示的を問わず、本書にいかなる保証も与えるものではありません。
Microsoft、.NET ロゴ、SQL Server、Windows、および Windows NT は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。その他、記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
PR
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
+カウンター

アクセスランキング
フリーエリア
アクセス解析
フィードメータ
人気ブログランキング - SCMパッケージソフト 開発勉強日記
現在の訪問者
忍者ブログ [PR]