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NEC、行政サービスや医療、災害対策などにもNGNを積極的に導入
執行役員 安井潤司氏
NECは2日、9月27日に続きメディア向けにNGN(次世代ネットワーク技術)に関して同社の今後のビジネス戦略説明会を開いた。前回に引き続き、NGNにおけるサービスプラットフォーム層に置けるアプリケーション開発や、同社から独立したBIGLOBE事業との連携といった話題を中心に、現在のインターネット環境とNGNとの整合や、NGN独自の利点を利用した今後の展開などについて、同社の考えるNGN利用の将来像も含めて説明がなされた。
NGNによってもたらされる信頼性のあるネットワークならば、現在は個別の案件ごとに提供されているセキュリティ対策なども、インフラレベルで提供されるようになる。そのため、アプリケーションレベルでは、情報をセキュアかつハンドリングしやすくなる。これにより、個人情報や機密情報を扱うことが多い行政や医療といったサービスにおいては、特にアドバンテージを発揮したサービスが展開されるようになると期待されている。
NECではこれら分野に関しては、NGN上で展開されるIT・ネットワーク活用による構造改革と位置づけ、電子カルテなどの情報に、地域の予防医療への応用や展開、さらにはネットワークを利用した遠隔医療を実現するための基盤作りなどが行われるようになるとしている。
また、医療と同様に行政の災害対策サービスなどにおいてもNGNの利用期待が高い。中央省庁と地方自治体の防災システム、さらには医療機関や学校、消防などと連携をすることにより、よりきめ細やかな災害情報の提供が可能な“防災NGNシステム”の構築が可能となる。さらには、地上デジタル放送やワンセグ放送、ネットワーク上のリソースなどとも連携することにより、被災地に必要な情報だけでなく、被災地からの情報なども集められる防災サービスプラットフォームの確立にもつながるとしている。
企業向けソリューションにおいても、NGNの果たす役割は大きくなるとしている。特にNGNのもつセキュリティは企業間取引だけでなく、消費者との間での秘密保持にも利用可能であり、よりセキュアな環境を構築した上でのダイレクトマーケティングが可能になる。さらに、現状のネットワーク環境に比べ、NGNにおいては広帯域を使った情報処理が可能となり、リアルタイム性が増すことも確実。ビジネスの現場と経営判断を近づけることがより可能としている。現状のSCMをさらに発展させることや、ERPやSOA上でさらに柔軟なシステムの構築が可能となると期待されている。
また、本年7月に分社化されNECビッグローブ株式会社となったBIGLOBEからも、NGN活用を今後の事業戦略の大きな柱としていくことが示された。ISP事業、ブロードバンドメディア事業に加え、いままでの運営実績ノウハウを元にプラットフォームサービス事業を興し、これら3つの事業を中心に、今後もサービスプロバイダとしてさらなる事業強化を進めることが語られた。さらには、エンターテイメントの新しい価値観を創出するために、同社では情報を分析し、絞り込むマイニング技術やレコメンド技術をあらたに考案や運用を始めている。BIGLOBE事業によりNGNのユビキタス的な広がりをNECは活用できることになり、特にエンターテイメント分野において、大きなネットワーク上の資産活用が可能になるのは間違いないだろう。
2回に渡ってマスコミ向けに同社がNGN関連事業の説明会を開いたということは、今後のNGN関連事業の大きさと促進に同社が大きな関心を寄せていることの現れといってもいい。本年12月よりNTTによる本格的な実証実験が敢行され、日本国内においても来年以降は現実に導入されていくことがほぼ明らかなNGN。モバイルにおいても3Gの次の世代である3.5G/4Gという世代が来年以降登場する予定でもあり、ますますモバイルと固定ネットワークとのシームレス化が進んでいく。こうした状況の中、NGNは全世界的な規模をもって展開できる大きなビジネスチャンスでもあり、国内屈指のネットワーク・IT分野の巨人でもあるNECの動向には今後も注目していきたい。
(黒澤利男@RBB 2006年10月3日 13:10)
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日本電気(NEC)
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(黒澤利男@RBB 2006年10月3日 13:10)
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