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ICタグで血液製剤管理 医療版の「トレサビ」実験
 医療の現場で小型情報チップ「ICタグ」を導入する動きが広がってきた。ICタグを開発、製造するエフイーシー(金沢市)は十五日から、福井県済生会病院(福井市)で血液製剤の在庫管理などでICタグを利用する実証実験を開始する。製剤にタグを取り付けることで、品名や処方した薬剤師、看護師らの履歴情報を管理できる医療版「トレーサビリティーシステム」となる。
 実験では、血液製剤の表面に同社が開発した〇・七ミリ角の「MMチップ」を張り、入荷、在庫、受け渡し、処方、返品などの各流通段階で情報をパソコンに記録していく。情報は専用の読み取り機を通して簡単に記録でき、製剤を扱った薬剤師、患者名などの情報も管理し、患者取り違えなどの医療ミス防止効果も見込めるという。

 同社は約三カ月間、運用データを蓄積し、システムの実用化を目指す。血液製剤だけでなく、病院内で扱う全ての医薬品に対象を拡大したい考えで、将来的にはパソコンで情報管理するだけでなく、MMチップに直接、情報を書き込むシステムも検討している。

 実験には同病院のほか、医薬品卸の明祥(金沢市)、ソフトウエア開発のアプリサイエンス(同)、野村総合研究所(東京)も参加する。

 ICタグは現在、工業製品の管理や流通経路の把握などで活用されているほか、交通機関のチケット、自動車の盗難防止装置など応用分野が拡大している。

 医療分野では、二〇〇三年の改正薬事法で血液製剤など「特定生物由来製剤」の履歴情報を二十年間残すことが義務付けられた。現在は紙で記録する手法が主流だが、ICタグを使えばペーパーレスや業務の効率化にもつながるため、全国の一部の病院でICタグを導入する動きが出てきているという。

 エフイーシーでは、将来の薬事法改正で履歴情報確保が義務付けられる医薬品がさらに拡大するとみている。


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