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米トヨタが60億円規模のSCMプロジェクトを推進中





 米国トヨタ自動車販売(http://www.toyota.com/)は総額5000万ドル(約60億円)規模の大型プロジェクトを推進している。プロジェクトの名称は「Monarch(モナーク)」。自動車の補修部品とアクセサリ商品約23万点を対象としたSCM(サプライチェーン・マネジメント)システムを整備して,2004年5月までに約4000万ドル分の在庫を削減する。米国トヨタ自動車販売のケン・ゴルタラ氏が日経コンピュータの取材で明らかにした。ゴルタラ氏はバイス・プレジデントとして,Monarchプロジェクトを指揮している。

 米国トヨタ自動車販売は今年5月に需要予測システムを全面稼働。80種類以上の需要予測モデルの中から,補修部品やアクセサリ商品ごとに最適なモデルをシステムが自動的に選択して,需要を予測できるようになった。予測モデルの数が限られていた従来のシステムでは,「需要の減少を検知できずに過剰在庫を引き起こしかねなかった」(ゴルタラ氏)。逆に需要が増加した場合には,「日本から空輸で調達してコスト高になるだけでなく,欠品になってお客さまに迷惑をかけることにもなりかねなかった」(同)。

 さらに米国トヨタ自動車販売は8月23日,補修部品とアクセサリ商品の在庫計画や調達計画を自動立案するシステムを全面稼働させた。需要予測システムと合わせて利用することによって,2004年5月までに補修部品とアクセサリ商品の物流コストや在庫管理コストを年間600万ドル削減する考えだ。同時に,最適な在庫水準を維持することで,補修部品とアクセサリ商品の廃棄にともなうコストを年間230万ドル削減できると見ている。

 Monarchプロジェクトがスタートしたのは2001年初め。米国トヨタ自動車販売は需要予測システムと在庫/調達計画システムの構築に,i2テクノロジーズ(http://www.i2.com/)の「i2 Demand Planner」と「i2 Service Parts Planner」をそれぞれ利用した。プロジェクト・チームは米国トヨタ自動車販売の情報システム部門の社員や,米PwCコンサルティングと米i2テクノロジーズのコンサルタントやエンジニアなどで構成し,ピーク時に100人規模になった。

 米国トヨタ自動車販売はMonarchプロジェクトのほかに,4つのプロジェクトを進めている。最大規模のプロジェクトはトヨタとレクサスのディーラを結ぶネットワークの構築プロジェクトである。ERPパッケージ(統合業務パッケージ)「PeopleSoft」のバージョンアップも並行してい進めている。



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