リードタイムとは

経済用語。企画から製品化されるまでの時間や製品発注から納品されるまでの時間を指す。ことに多店舗展開する小売業などでは、各店舗で発生する発注／仕入れをコンピュータで一元管理することにより、発注から納品までのリードタイムの大幅な短縮を成し遂げてきた。また、機器・装置などの製造現場においても、CADデータの情報共有による、設計から製品製造までのリードタイム短縮が図られている。

MRP(Material Requirements Planning)とは

MRPとは、Material Requirements Planning（資材所要量計画）の略で、IT分野では生産計画立案を支援するシステムを指す。
MRPではまず、これから生産する製品に必要な部品の総量を算出し、総量から有効在庫量と発注残を差し引くことで、発注が必要な部品数量が分かる。このようなシミュレーションを行い、活用することで最適な生産計画を短期間で立案することができ、そうすることで在庫の削減やリードタイム短縮につながる。

ERP(Enterprise Resource Planning)とは

要員、設備、資材、資金、情報など、企業のすべての経営資源を効率的に計画し、管理するマネジメント・システム。統合基幹業務システムと呼ばれることもある。迅速な意思決定や変化への柔軟な対応のために、数多くの部門別情報システムが作られ、実際に企業内でその役割を果たしている。しかし、部門別情報システムでは変化への対応をしにくい。業務プロセスを大きく組み替えてしまうと、また一から情報システムを構築していかなければならない状況も生まれてくる。そのため、この業務プロセスベースでの対応を可能にした情報システムがERPである。
多くの優れたERPパッケージが販売されているが、まず自分の会社の業務プロセスがどのようなものであるかを分析・整理し、その業務プロセスに合うパッケージソフトはどれか、さらに将来の業務プロセスの変化に対応するために自分たちで組み替えることができるかどうか、といった点を考慮してパッケージを選択したい。
NECは、企業内だけでなく、企業間にわたるERPソリューションの提供により、コアコンピタンス経営を実現。ワールドワイドな視点から「Best of Breed」の概念に基き、業種・業態・企業規模に応じた最適なERPパッケージを選び出し、最良のソリューションを提供している。