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ITproフォーラム】「リソース・サプライチェーン」で機動性の高いビジネス環境を実現---日本HPの小桧山氏
日本ヒューレット・パッカード マーケティング統括本部 インフラストラクチャソリューション本部担当部長の小桧山 淳一氏
「変化の激しいこれからのビジネス要求に対応するには,機動性,柔軟性の高いIT環境を構築する必要がある」。日本ヒューレット・パッカード(HP)マーケティング統括本部 インフラストラクチャソリューション本部担当部長の小桧山 淳一氏は,9月21日に開催された「ITproフォーラム 仮想化の全てがわかる一日」で登壇し,仮想化と自動化によって実現する新しいサービスについて講演した。
冒頭,小桧山氏はIT環境のニーズを,米国のレンタル航空機サービスの例を挙げて説明した。「飛行機に搭乗する人数や飛行距離などによって,貸し出す飛行機の大きさや乗務員の人数などを柔軟かつ機動的に割り当て,TCOを高めることが一般的に行われている」(小桧山氏)。企業のIT環境にも,これと同じような柔軟性,可用性が求められており,その実現手段として仮想化は鍵となる技術であると説明した。
仮想化を導入する効果として,コスト削減,サービス品質の向上,システム・ダウンによるリスクの低減,そしてアジリティ(機動性)の向上を挙げる。従来の企業システムは,ネットワークからアプリケーションまでのリソースが,製造・販売・経理などのシステムごとに固定しており,規模が大きくなる傾向があった(サイロ型)。これに対して仮想化を導入すると,リソースをシステムの要求に合わせて効率的に再配置可能になる。結果として,システム使用率が向上し(コスト削減),ピーク需要時にもユーザー・サービスが低下せず(サービス品質の向上),システム全体として安定した稼働状態を維持でき(リスク低減),空いているリソースを使って新たなビジネスを展開できる(機動性)。
次に小桧山氏は,HPの仮想化対応へのロードマップを描いて見せた。現在,サーバー,ストレージ,ネットワークといった製品別に使用率の最適化を実現している。次の段階では,ユーザーのサービス・レベルを自動的に満たすような統合型の仮想化環境を提供する。さらに将来的は,リソースを必要なときに必要なだけユーザーに貸し出す「ITユーティリティ」を実現する。
仮想化を進めると同時に,年々増加するシステム運用コスト(人件費)を抑え,流動的なリソースを効率的に統合する「自動化」も採用すると効果的だ。従来は,スクリプトやワークフロー,イベントといったアクション・システムによってシステムを管理するケースが多かった。現在は,管理システムの理想的状態に関する情報モデルをまず設定し,継続的・自律的にその状態を保つMBA(Model Based Automation)の段階に入っている。
HPは,仮想化,自動化,合理化を実現するソリューションとして,次世代のデータセンタ「Adaptive Infrastructure」を提案している。「24時間365日稼働し,完全自動化されたコンピューティング環境。モジュール化された標準コンポーネントで構成し,ビジネスの変化に応じて容易にアップグレードできる」と小桧山氏は特徴を語る。ユーザーはまずインフラストラクチャ(ハードウエア,ソフトウエア,管理サービス)を提供され,ビジネス変化に合わせて(仮想化,自動化により)リソースを機動的に活用することができる。
「必要なのは技術だけではない。人とプロセスを総合的に管理することがこれからのIT環境に求められている」と小桧山氏は締めくくった。
日本ヒューレット・パッカード マーケティング統括本部 インフラストラクチャソリューション本部担当部長の小桧山 淳一氏
「変化の激しいこれからのビジネス要求に対応するには,機動性,柔軟性の高いIT環境を構築する必要がある」。日本ヒューレット・パッカード(HP)マーケティング統括本部 インフラストラクチャソリューション本部担当部長の小桧山 淳一氏は,9月21日に開催された「ITproフォーラム 仮想化の全てがわかる一日」で登壇し,仮想化と自動化によって実現する新しいサービスについて講演した。
冒頭,小桧山氏はIT環境のニーズを,米国のレンタル航空機サービスの例を挙げて説明した。「飛行機に搭乗する人数や飛行距離などによって,貸し出す飛行機の大きさや乗務員の人数などを柔軟かつ機動的に割り当て,TCOを高めることが一般的に行われている」(小桧山氏)。企業のIT環境にも,これと同じような柔軟性,可用性が求められており,その実現手段として仮想化は鍵となる技術であると説明した。
仮想化を導入する効果として,コスト削減,サービス品質の向上,システム・ダウンによるリスクの低減,そしてアジリティ(機動性)の向上を挙げる。従来の企業システムは,ネットワークからアプリケーションまでのリソースが,製造・販売・経理などのシステムごとに固定しており,規模が大きくなる傾向があった(サイロ型)。これに対して仮想化を導入すると,リソースをシステムの要求に合わせて効率的に再配置可能になる。結果として,システム使用率が向上し(コスト削減),ピーク需要時にもユーザー・サービスが低下せず(サービス品質の向上),システム全体として安定した稼働状態を維持でき(リスク低減),空いているリソースを使って新たなビジネスを展開できる(機動性)。
次に小桧山氏は,HPの仮想化対応へのロードマップを描いて見せた。現在,サーバー,ストレージ,ネットワークといった製品別に使用率の最適化を実現している。次の段階では,ユーザーのサービス・レベルを自動的に満たすような統合型の仮想化環境を提供する。さらに将来的は,リソースを必要なときに必要なだけユーザーに貸し出す「ITユーティリティ」を実現する。
仮想化を進めると同時に,年々増加するシステム運用コスト(人件費)を抑え,流動的なリソースを効率的に統合する「自動化」も採用すると効果的だ。従来は,スクリプトやワークフロー,イベントといったアクション・システムによってシステムを管理するケースが多かった。現在は,管理システムの理想的状態に関する情報モデルをまず設定し,継続的・自律的にその状態を保つMBA(Model Based Automation)の段階に入っている。
HPは,仮想化,自動化,合理化を実現するソリューションとして,次世代のデータセンタ「Adaptive Infrastructure」を提案している。「24時間365日稼働し,完全自動化されたコンピューティング環境。モジュール化された標準コンポーネントで構成し,ビジネスの変化に応じて容易にアップグレードできる」と小桧山氏は特徴を語る。ユーザーはまずインフラストラクチャ(ハードウエア,ソフトウエア,管理サービス)を提供され,ビジネス変化に合わせて(仮想化,自動化により)リソースを機動的に活用することができる。
「必要なのは技術だけではない。人とプロセスを総合的に管理することがこれからのIT環境に求められている」と小桧山氏は締めくくった。
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