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ブラザー工業(珠海)、設備増強なく1.6倍の生産増

海を渡ったトヨタ流 第3回
2007年6月6日 15時7分
「ブラザーの工場の中でナンバーワンになろう」---。これは、珠海ブラザーが改革に際して掲げたスローガンだ。同社は、まず従業員に5Sを徹底させることを目指した。トヨタ流で一般的に使われる「整理」「整頓」「しつけ」の3Sに、「微笑(スマイル)」「速度(スピード)」の2つのSを加えたことが珠海ブラザー流の大きな特徴だ。

「ニーハオ(こんにちは)」。従業員同士がすれ違うとにこやかにあいさつしている。個人主義が強い中国では珍しい光景だ。ここは、マカオにほど近い珠海にある珠海兄弟工業有限公司(珠海ブラザー)。家庭用ミシンやラベルライターなどを製造する工場である。

このあいさつは、総経理の浅野正康氏が「国民性なのかチームで作業するのが苦手なように感じた」ために導入したもの。改善職場を作るためにはまず、従業員の心の壁を取り外そうと考えた。「最初は日本人に対してだけだったが、次第に従業員同士でもするようになった」という。

あいさつ運動を推進したのは、浅野総経理が就任当初に掲げた「ブラザーの工場の中でナンバーワンになろう」という目標を達成するための風土づくりの一環である。実現のカギを握るのは、人材教育だと考えた。品質を左右するのも従業員の質次第。まず従業員に5Sを徹底させることを目指した。浅野総経理が考える5Sは、整理、整頓、しつけといった3Sまでは一般的だが、微笑(スマイル)と速度(スピード)を掲げた。整理整頓といった身の回りのことに加え、笑顔であいさつすることでチームワークを良くしようというのが狙いだった。「気配りできる社員であれば、品質にも気を配れる」と考えたからだ。

浅野総経理が就任以来、あいさつに加えてこだわり続けてきたのが「すっきり化」である。第二工場の3階にある組み立て工程を見るとそれが分かる。作業管理者が詰める事務所から100mある向こう端まで一望できる。その間にはいくつものセルがきれいに並んでいる。あるセルで不具合が発生した場合、製造や生産管理などの担当者が1分以内に現場に急行するルールを定め、その場で解決策を練っている。

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