◎神戸３拠点来月統合 灘浜に１０億円投資営業・物流県内最大へ 近畿コカ・コーラ

神戸・灘浜に営業・物流の新センター建設 近畿コカ・コーラ

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2006/10/24



　近畿コカ・コーラボトリング（大阪府摂津市）は、十億円を投じて神戸市灘区灘浜町に営業・物流の新センターを建設、十一月から稼働させる。在庫管理と配送を効率化するねらいで、神戸市内にある全三センターを統合。年間一億三千万本を扱う県内最大の拠点になる。（西井由比子）

　担当エリアは、同市垂水区と西区を除く神戸市内に加え、西宮市と伊丹市、大阪府豊中市。明石市大久保町にある明石工場で製造した清涼飲料水や缶コーヒー、お茶などを新センターに運び、仕分け・配送する。敷地面積一万三千平方メートル、鉄骨三階建てで延べ床九千二百平方メートル。トラックの積み荷を一台分ずつ自動でセットする機能を備える。

　新センターの稼働に伴い、神戸市灘区大石東町、長田区東尻池町、須磨区古川町にある三センターは十一月以降、順次、業務を移転。従業員は全員、新拠点に移る。三センターの今後の利用方法は今後決めるという。

　県内の拠点はこのほかに十五カ所。同社は営業・物流の効率化を進めており、二〇〇〇年には、大阪市内で六拠点を集約した新センターを稼働させている。