民営郵政、企業物流を一括受託・医療保険は300局で販売

民営郵政、企業物流を一括受託・医療保険は300局で販売

　郵政民営化で10月に発足する郵便事業会社は、企業の物流を梱包から配送まで一括して請け負う業務を始める計画だ。来年4月には国際物流に進出する。同時に発足する郵便局会社（窓口ネットワーク）は全国の約300局で医療保険を販売する。両社は出資などで政府の関与が強く残るため、事業拡大には民間から反発が出そうだ。

　郵便事業会社は工場や倉庫、販売会社などの間で、商品を効率良く配送するシステムの設計に乗り出す。企業のニーズに応じて、配送も請け負う。郵便局にある仕分け機やトラックを活用して、10月に参入する方針だ。

ユニバース／グローサリー物流の納品精度、99.999％に

ユニバース／グローサリー物流の納品精度、99.999％に

（株）ユニバースが2000年9月にスタートした店別・通路別納品（グローサリー物流）の納品精度（2007年4月期）は、99.999％となった。

同社が6月4日に公表した平成19年4月期決算説明会資料で明らかにしたもの。

前期は水産部門の一括物流の仕組みを構築することで、物流コストを削減。水産の伝票EOS化で伝票入力の外注コストも減少した。

今後、年3店前後のペースで北東北のドミナントエリアに出店していく。

ロジザード、ネット通販向け物流在庫管理ソフトを発売

ロジザード、ネット通販向け物流在庫管理ソフトを発売


　ロジザード（東京都港区、金澤茂則社長、０３・３４３２・２５７１）は、ネット通販の受注データの取り込みや返品処理機能を標準装備した物流在庫管理ソフト「ロジザードプラス」を発売した。ネット通販が増えているのに対応して、これまでオプションだった機能を取り込み、価格は据え置いた。０８年６月期までに現在の２倍に当たる２００の新規ユーザー獲得を目指す。



　大手のネット通販に出店している企業の受注データをロジザードプラスに取り込み、出荷指図が行える。また通販で多い返品にも簡単に対応できる。これまでオプションで５０万円から１００万円かかっていた費用の負担をなくした。一日当たりの出荷件数が１０件から６０００件まで対応可能で、アパレルメーカーや卸売業者、小売業者、物流業者などの利用を見込む。



　ロジザードプラスは入荷登録から受注登録、出荷指図、在庫管理、納品書、送り状発行などが行えるソフト。アプリケーション・サービス・プロバイダー（ＡＳＰ）方式を採用することで、月間の利用料を５万５０００円と低く抑えた。　同社は物流ソフト開発会社で、０７年３月期の売上高は２億４０００万円。今期から決算期を６月に変更、最初の通常決算となる０８年６月期の売上高は３億５０００万円の見込み。